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本建物は、インナーコアと3つのダイアゴナル・フレーム(斜め格子状の柱梁を組み合わせたもの)で構成されています。外周を取り囲むダイアゴナル・フレームにより、建物に作用する鉛直力や水平力を効率よく地下構造へと伝達する構造です。
内部には12本のCFT(コンクリート充填鋼管)柱を用いたラーメンフレームを配置。加えて15〜39階にはオイルダンパー150基を設置し、地震や風による揺れを低減しています。
施工時は、中央のコア鉄骨を先行し、これに外周部のダイアゴナル鉄骨を繋ぐ形をとっています。各階ごとに床・外壁を施工する積層工法と3次元計測により、精度と安全を確保しながら施工を行っています。
■階高の寸法を変えて合理的に施工
1階から高さ200mの屋上まで曲面で構成された外壁の施工では、個々の外装材ユニット(アルミカーテンウオール)の高さを少しずつ変える必要があり、メーカーでの製作も取付け作業も大変複雑になります。その煩雑さを解消するため、外装材ユニットの高さを統一し、階高を少しずつ変えることにしました。通常のビルでは、すべての階高が同じ寸法ですが、今回は外装材ユニットの高さを統一して、階高を変えるという逆転の発想を採り入れ、施工の合理化を図りました。

楕円曲面で構成された特徴的な外観
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アルミカーテンウォールの高さを統一し、階高を少しずつ変えることで合理的に施工
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■繭模様を表現するアルミカーテンウォール
外観を彩る不規則な繭の模様は、ダイアゴナル模様のアルミカーテンウォールで表現しています。このカーテンウォールには、ガラス部分にも白い模様が入っており、これにより絹糸のランダムなパターンを生み出しています。
このカーテンウォールは、1面1200ピース以上ありますが、模様などが少しずつ違っています。この膨大な部材を混在させることなく、必要な部材を必要なときに組み立てるジャストインタイムでの搬入を実現しています。

外観を彩る不規則な繭模様
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ガラス部分には白い模様
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■アルミカーテンウォール組立に利用した地下サイトファクトリー
風雨を避けるために地下2階にサイトファクトリー(現場内工場)を設置しました。ここでは、あらかじめメーカーの工場で組み立てられたアルミカーテンウォール(ハーフユニット:幅2m×高3.7m)を3つ繋げ、ガラスをはめ込み、模様を施すことで大型ユニット(幅6m×高3.7m)化しています。
完成した大型ユニットは、エレベータシャフト内のストック架台に載せ、架台ごとクレーンで連続的に最上階へ揚重し、タワークレーンで取り付け作業を行います。これにより、超高層建築の課題である風対策を解決しました。

サイトファクトリー内
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大型ユニットを架台ごと揚重
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