2014.05.14

テクニカルニュース

省エネ

先端技術を導入したメガソーラープラントが完成、売電を開始

当社が兵庫県赤穂市に建設したメガソーラープラント「赤穂太陽光発電所」がこのたび完成し、今年4月から売電を開始しました。

建設地である赤穂市は、温暖な瀬戸内海気候下に位置することから年間を通じて日照量が多く、安定した発電量が見込まれるため、メガソーラープラントの立地として最適です。

赤穂太陽光発電所は、当社100%出資子会社「赤穂太陽光発電(株)」が施設運営を行っており、20年間の予定で発電全量を関西電力(株)に売電します。また、ビル管理システムを応用したストリング単位の電力監視システムや、従来は個別に管理されていた各種システムを一元管理する統合管理システムなど、さまざまな最新技術が導入されています。

今後当社では、安定した太陽光発電事業を行うのみならず、先端的な施設運営を行う本発電所をモデルプラントとして、お客様にご提案していきます。


太陽光パネルの発電状況をストリングごとに常時監視

従来の監視方式では、PCS(パワーコンディショナー)ごとに2,500枚の太陽光パネルを1単位として監視しており、並列・直列が混在している多数のパネルの中から不良や故障パネルを検出することはほぼ不可能でした。一方、赤穂太陽光発電所では、ストリングごとに14枚のパネルを1単位として監視しており、不良や故障をすばやく検知することが可能となっています。

従来の監視方式
PCS単位(パネル数:2,500枚)

ストリング監視方式
ストリング単位(パネル数:14枚)

■ビル管理システムを応用し、大容量データを高速処理

ストリング監視方式は、太陽光パネルの不良や故障を検出できる反面、大容量データの通信・蓄積・解析が必要となります。

本発電所では、ビル管理システム「シミズ・スマートBEMS」を応用した大容量高速データ処理により、約48,000枚の太陽光パネルについて、ストリングごとの発電状況を常時監視しています。


さまざまなシステムを統合管理システムで制御

電力設備や発電量の監視、気象予報に基づく発電量予測、パネル故障検知、セキュリティ監視など、従来は個別に管理されていた各種システムを統合管理システムで制御し、一元管理しています。施設の運転状況は、現地と本社(東京)の双方でリアルタイムに把握できます。

また、WEB・インターネット技術の導入(IP統合)により、高速化・高信頼性・低コストを実現。将来のシステム増設等にも柔軟な対応が可能となっています。


施設概要

赤穂太陽光発電所は、兵庫県赤穂市西浜工業団地内に位置する160,314m2の広大な敷地に、一般家庭約3,800世帯分の電力量をまかなうことができる約48,000枚の太陽光発電パネルが設置されており、発電全量を今年4月から20年間の予定で関西電力(株)に売電しています。

■赤穂太陽光発電所

敷地面積 160,314m2(約5万坪)
発電量 約10MW(一般家庭約3,800世帯分)
設計・施工 清水建設株式会社
太陽電池 単結晶シリコン(シャープ製) 48,342枚
PCS TMEIC社製 20台
工期 平成25年4月3日~平成26年3月31日
売電開始 平成26年4月1日