先端技術探訪
揺れる大地に抗い続ける人間の知恵
世の中で怖ろしいものを順番に並べると「地震、雷、火事、親父」となるそうです。令和の今、親父が怖いかどうかはさておき、昔から地震は人が怖れる天災の筆頭だったようです。今回は地震と、それに対策する建物の技術にまつわるお話です。
開発者ストーリー
ビル全体を制振装置化し地震時の揺れを半減する「BILMUS」
耐震、免震、制振に続く、第4の構造システム具現化への挑戦
このほど、建物自身の重さで揺れを抑えるという、実に画期的なコンセプトをベースとしたユニークで先進的な制振構造システムが超高層ビルに採用されることになりました。
テクニカルニュース
防災・減災
ビル全体を制振装置化し地震時の揺れを半減するシステム「BILMUS」
当社は、地震や強風による揺れに対して絶大な制振効果を発揮する制振システム「BILMUS(ビルマス)」を開発しました。
鍵を探せ!
早く「見せる」鍵は、見えない空気を整えることでした。
できたばかりの建物から出るアンモニアは、光やカビと同様に、美術品や文化財が劣化する原因となります。そこで、当社が取り組んだのは、これまで単発的に使われていた対策技術を組み合わせアンモニアの量を低減することでした。
技術のバトン
クリーンルームを作る技術が、美術品を守る
清水建設には美術館や博物館に向けたソリューションとして、収蔵品に悪影響を及ぼすコンクリートからの放散アンモニアを低減・対策する技術があります。
事例
健康・快適
軽井沢安東美術館
アンモニア低減対策で早期開業を果たした美術館
2022年10月にオープンした軽井沢安東美術館は建設工事の段階からコンクリートから放出されるアンモニア対策を包括的に実施。竣工から約4ヶ月という短期間での開業を実現しました。
生産技術
床版切断の作業時間を45%短縮「走行台車付きダブルワイヤーソー工法」
当社は、高速道路や橋梁を構成する合成桁のコンクリート床版取替工事において、ワイヤーソーによる床版水平切断作業の高速化・精度向上に寄与する「走行台車付きダブルワイヤーソー工法」を開発しました。
走行台車付きダブルワイヤーソー工法
高速道路リニューアルに欠かせない床版更新工事を革新した技術者たち
今回は、高速道路の橋梁部リニューアルの際、床版の撤去に絶大な威力を発揮する新たな工法とその開発者にスポットを当ててお届けします。
この世のすべてを把握する?モンテカルロ計算とは?
ギャンブルの手法を用いることで、現実には把握することが困難な事象を予測(シミュレーション)する「モンテカルロ計算」という数値解析があります。ギャンブルということなら“一か八か”のはずなのに、限りなく現実に近い結果が得られるという不思議な手法についてのちょっとした小話をお届けします。
医療放射線施設遮蔽設計アプリ「SC-HoRS®」
「設計者自身が数秒以内に放射線遮蔽計算」を叶える研究者
放射線治療施設は放射線の漏洩を防ぐために遮蔽計算が必要です。この計算の効率化を実現した医療放射線施設遮蔽設計アプリ「SC-HoRS®(エスシーホルス)」を発表していますが、今回はこのアプリを開発した研究者についてのお話です。
当社は、高エネルギー放射線医療施設の遮蔽設計時に必要な放射線の遮蔽性能評価を行うためのアプリ「SC-HoRS(エスシーホルス)」を開発しました。本アプリの利用により、放射線の専門知識を持たない設計者でも遮蔽性能評価を行うことができます。
建設的な未来(東芝)
SFプロトタイピング フェーズII エンジニアによる未来構想 3
2022年1月から、SF作家 藤井太洋氏、イラストレータ加藤直之氏、株式会社東芝 CPSxデザイン部と当社のエンジニアがコラボし進めていた SFプロトタイピング。加藤氏には、このSFプロトタイピングのワークショップ参加者が導き出した6つの「未来の世界」の中から「ドリーム細胞」の世界を選び、イラストにしていただきました。
音響シミュレーションツールに連なる技術の系譜
「開発者ストーリー」で取り上げたAIスーツケースに受け継がれた技術の中でも重要な位置を占めた技術のひとつが、2017年に発表された音声ナビゲーションシステム。この開発を担当した貞清、そしてAIスーツケースの開発に奮闘する二人の技術者に話を聞きました。
施設価値向上
視建物の音響性能をリアルタイムに予測・評価するシミュレーションツール
当社は、高い音響品質が求められるホール、劇場などのデザイン検討の合理化を目的に、設計初期段階での3次元CADデータから建物の音響性能をリアルタイムに予測・評価できる音響シミュレーションツールを開発しました。
建物の音環境をもっと良くしたい 音響評価の見える化を追求したエンジニア
当社技術研究所には、音楽ホールや劇場、講堂など、音響性能が重視されるような建物や施設を作るために組織され活躍する音響の専門部隊があります。このほど、その部署が画期的なデジタルツールを開発しました。
音声ナビゲーションからAIスーツケースへ
視覚障がい者に移動の自由を 粘り強く奮闘を続ける技術者たち
清水建設が研究開発を進めるAIスーツケースは視覚障害を持つ方を先導し、自走して道案内をするスーツケースほどのサイズのロボットナビゲーションシステムです。
視覚障がい者移動支援ロボット「AIスーツケース」
当社は、視覚障がい者が一人で安全・自由に移動でき、他者コミュニケーションを支援するソリューションツールとして「AIスーツケース」の開発に取り組んでいます。
ミチノテラス豊洲・街びらきイベント
建物設備・ロボット・自動運転車の連携 — 試乗体験デモ・最終テストに潜入
待望の全面開業を果たしたミチノテラス豊洲。4月16日(土)の街びらきイベントに華を添える企画として用意されたのが、ロボットと自動運転車が連携しての試乗体験デモです。
SFプロトタイピング フェーズIIエンジニアによる未来構想2
2022年1月から、SF作家 藤井太洋氏、イラストレータ加藤直之氏、株式会社東芝 CPSxデザイン部と当社のエンジニアがコラボし進めていた SFプロトタイピング。そのワークショップで、4つのステップを経て導き出した、未来の世界とその過程をご紹介します。
建設的な未来(日本SF作家クラブ)
「建設的な未来」冊子プレゼント
※応募期間は終了いたしました
「建設的な未来」で好評連載中の日本SF作家クラブとのコラボ企画が冊子になりました。今回、抽選で100名様にご希望の冊子(1冊)をイラスト入りの特製しおり(1枚)とセットにしてプレゼントします。
ゼネコンがビルを作らなくなる日
清水建設が開発した建物OS「DX-Core」が、ゼネコンにとってビジネスモデルを変えてしまうゲームチェンジャーとなるかもしれないーーそんなお話をお届けします。
コラム ConTECH.café
二アリーゼロ。リスクをいかに最小限にするか?
コロナ感染者をゼロにする「ゼロ・コロナ」政策は果たして可能なのか!?その答えを妄想してみる
維持・保全
建物を一括管理するデジタル化プラットフォーム「DX-Core」
当社は、建物運用デジタル化プラットフォーム機能を備えた建物OS(オペレーティングシステム)「DX-Core」を開発しました。