論文紹介清水建設が発表した論文をご紹介します。

水中沈降時のテンプレートに生じる「木の葉運動」の抑止法

第60号1994年10月
生駒哲夫、竹内啓五

本論文は、将来、大水深の海洋における海底石油掘削あるいは海底資源探査のための構造物として主流になるものと目されているTLP(Tension Leg Platform)を構成するテンプレートを、従来の吊下げ方法によるのではなく、自分の姿勢を自分で制御しながら沈降させることを目指して、テンプレートが水中に自然放置されたならば示すであろう、いわゆる「木の葉運動」を抑止する方法を述べている。その際、水中を落下するテンプレートの背後に交番的に発生する渦が木の葉運動の主たる原因となるという仮説の下に、テンプレート沈降時の姿勢安定化装置を作成し、その装置の効果を縮小模型実験を通じて実証することによって、仮説の妥当性を立証した。なお、模型が小さいという理由のために非接触で沈降挙動を測定する必要があったことから、測定には、発光しながら沈降できる独自の試験体を作成して、光学的手法によりそれを追跡して挙動を捉える方法を採用した。

A Method to Hold “Leaf Motion” of the Submerging TLP Template

by Tetsuo Ikoma and Keigo Takeuchi

In this paper, a method to control the so-called "Leaf motion" of a submerging tension leg platform (TLP) template is described. Proceeding from the hypotheses that vortexes genereted at the back of the template cause the Leaf motion, a device to control this motion is designed and made. And the effectiveness of the device to control the behavior of the template model is proved experimentally. Consequently, the original hypothesis is verified.

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