論文紹介清水建設が発表した論文をご紹介します。

成田国際空港誘導路橋梁の長期モニタリングに基づく特性評価

第95号2018年1月
  • 稲田 裕(技術研究所)

成田空港誘導橋梁では、施工時からひずみや温度の計測を5 年以上にわたり継続して行っている。また、供用開始後には、モニタリングの維持管理への適用を目指し、画像計測と加速度計測の導入を図り、航空機の通過に伴う振動特性の評価を進めている。本報では、計測手法の概要を説明し、長期計測により得られた成果として、特に振動特性の検討結果を基に性能監視のための指標の抽出を図った結果を示す。さらに、構造解析手法を導入し、計測データとの比較や応答メカニズムの分析を行うとともに、長期性能評価のための構造解析モデルの構築を行う。

Vibration analysis of taxiway-bridge based on long-term monitoring

Hiroshi Inada

The authors have been continuously conducting the measurement of long-term behavior and structural response for a taxiway-bridge in Narita international airport for almost 5 years. Acceleration measurement and video systems have also been installed to monitor vibration property of the bridge. In this paper, long-term vibration characteristics and deformation against loading are investigated. Structural analysis is also introduced to evaluate mechanism and influence of various environmental factors on response of the structures.

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