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ecoBCP®ビル

eco=平常時の快適な省エネ、BCP=非常時の安全安心対策

東日本大震災の経験を踏まえて、施設やまち、社会には、さまざまな災害(リスク)に対する回復力、弾力性のあるレジリエント(resilient)な機能が求められるようになりました。企業の事業継続(BCP)と生活の継続(LCP)のためには、災害に対して安全・安心な施設とするための対策が必要です。また、地球的規模での社会要請である省エネルギーとCO2削減、ならびに電力需給逼迫時における確実な節電も必要です。

その考えのもと、清水建設が近年推進しているのがecoBCP。eco=平常時の「快適な省エネ技術」、BCP=非常時の「巨大地震・津波対策」として、安全・安心を確保する技術を提供するもの。加えて、建物オーナーや入居者、住民のエネルギー対策として、平常時は「確実な節電」技術、非常時は「エネルギーの自立性確保」のための技術を提供します。

ecoBCPは清水建設株式会社の商標登録です。

多様な独自技術でお客様の個別ニーズに対応

快適な省エネ 施設の利用状況にあわせて、在籍領域(タスク)と周辺領域(アンビエント)の空調・照明を別々に制御することで、「必要な時に、必要な人に、必要な場所で、必要なものを必要なだけ供給」し、省エネルギー・CO2削減と快適性・知的生産性の向上を両立します。
確実な節電 スマートBEMS、分散電源・蓄電池・設備機器の制御を一体化、デマンドレスポンス制御などにより、夏期・冬期の電力需給逼迫時において、確実にピークシフト・ピークカットを実現。自動制御により施設内電力需給を最適化します。
巨大地震、津波対策 事業継続機能の強化のために、大震災で効果を発揮した免震構造の適用、長周期地震動対策、液状化対策、津波対策、天井耐震化などを提供します。
エネルギーの自立性確保 当社はこれを実現するマイクログリッド技術を保有、2006年から当社技術研究所において運用中です。マイクログリッドは、再生可能エネルギーなどの複数の分散電源や蓄電池を自動制御し、複数の建物に電力・熱を最適供給する小規模エネルギー供給システム。非常時のエネルギーの自立性確保に加えて、平常時のピーク対策にも有効です。

こうした取り組みのecoBCPモデルビルとなる最新事例が、清水建設四国支店社屋です。平成28年3月に竣工した同ビルは、四国で最高クラスの省エネ性能と事業継続性能を備えたオフィスビル。計画時のエネルギー削減効果は、同規模の一般オフィスビルと比べて、63.2%削減を予定。今後の施設運用でのさらなる成果が期待されています(詳細はこちらをご覧ください)。

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